やり直し中学英語 #21『名詞の補足説明』の動画要約

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中学英語のおさらい解説動画シリーズ、第21回目は『名詞の補足説明』です。名詞の補足説明について現実と結びつけて説明しています。

※こちらの記事は、中学英語のおさらい動画の内容を要約したものです。

動画内容は書籍『中学英語イメージリンク』に準拠しています。動画とあわせてご活用ください。

中学英語イメージリンク

導入・目次

名詞の補足説明の前に

名詞の補足説明を解説する前に、名詞の補足説明をしている例文を挙げておきます。四角で囲っている名詞を、下線を引いた部分が補足説明しています。

・たくさんの宿題→するべき
・その本→そのテーブルの上の
・その男の子→その公園で走っている
・本→英語で書かれた
・友だち→大阪に住んでいる

補足説明の部分に注目すると次のように分類することができます。

・to不定詞による補足説明
・前置詞句による補足説明
・現在分詞による補足説明
・過去分詞による補足説明
・関係代名詞による補足説明

このように英語で補足説明をする方法にはいろいろなパターンがあります。

ただ、そのパターン以上に重要なことがあります。それは「英語では先に名詞を挙げる」ということです。ここが日本語と大きく違っているところなので物の見方を日本語・英語の順で確認しておきましょう。

日本語だと「するべき宿題」「テーブルの上の本」「走っている男の子」「書かれた本」「住んでいる友だち」このように名詞よりも先に情報を述べます。

これは周辺的な情報から中心的な物事へ向けて表現していく日本語の大枠の流れに沿ったものになっていますね。

それに対して、英語では先に中心的な物事を述べてから、周辺的な情報に広げていくという大きな流れがありました。

名詞に付随する情報を述べるときも同じような流れで表現していくわけです。

さて、ここで意識してほしいことがあります。それは「現実と結びつけること」です。

みなさんの中の現実と結びつけることができたら、英文法をもっと深く理解することができるからです。

たとえば、いまあなたが喫茶店にいるならば
・飲み物をつくっている店員さん
・奥の棚に置かれているカップ
などが目に入るでしょう。

このとき、英語ではまず「店員さん」や「カップ」などの人や物という名詞に注目しないといけないということです。

・店員さん→飲み物をつくっている
・カップ→奥の棚に置かれている

英語では、このような順序になりますが、それと同じくらいこのような現実感をもちながら聞いてもらえたらと思います。

名詞の補足説明についての解説ですが

・to不定詞は解説動画 Part.14 で扱っていて
・関係代名詞は次の回で説明する予定です。

今回は「前置詞句」「現在分詞」「過去分詞」という3つの補足説明パターンを確認していきましょう。

英会話イメージリンク習得法

名詞+前置詞句

The book on the table is interesting.(そのテーブルの上にあるその本は面白い)

the book on the table は「そのテーブルの上にあるその本」という意味です。

名詞の後に前置詞句をもってくることで、名詞の場所や関連などの補足説明を加えることができます。
さて、これまでの解説で、英語の基本構造は「静と動の繰り返し」だと述べてきました。

この例文を静と動で表現すると、イラストのようになりますが、シンプルに並べただけでは、のんべんだらりとしてしまい、英文全体の骨格が逆にわかりにくくなってしまいます。

そのため、名詞の補足説明のときは少し工夫が必要になります。

ポイントは、補足説明のところを他のところと同じレベル感で扱わないようにすることです。

具体的には、補足説明のところは名詞の肩に乗っけるようにします。

そうすると、この例文で言えば骨格が The book is interesting. となり、わかりやすくなります。

補足説明は寄り道をする感覚で使うといいと思います。

The book に対して on the table で少し寄り道します。その寄り道を終えたら、元のルートに戻って is interesting と、ちゃんとゴールまでたどり着く。そんな感じでイメージしてもらえたらと思います。

名詞+現在分詞

I know the boy running in the park.(私はその公園で走っているその男の子を知っています)

the boy running in the park は「その公園で走っているその男の子」という意味です。

名詞の後に現在分詞をもってくることで「~しているところの」という補足説明を加えることができます。

英会話イメージトレース体得法

名詞+過去分詞

He read a book written in English.(彼は英語で書かれた本を読んだ)

a book written in English は「英語で書かれた本」という意味です。

名詞の後に過去分詞をもってくることで「~された」という補足説明を加えることができます。

名詞の補足説明まとめ

英語では、まず中心的な物事・名詞を挙げて、次に名詞の周辺情報を加えることがよくあります。

名詞の補足説明のパターンとして今回は次の3パターンを見てきました。

1.名詞+前置詞句:場所や関連などの補足説明を加えます
2.名詞+現在分詞:「~しているところの」という補足説明を加えます
3.名詞+過去分詞:「~された」という補足説明を加えます

英会話の基礎力アップテキスト

CoffeeTime

▼今井くんとの対談

・現実と結びつけてフォーカスを当てる
・大切なことは分類ではなく現実感
・英語で話が長い=補足説明が長い
・細いホースに大量の水を流してはいけない

編集後記

今回の動画、当初設定していたコンセプトは「補足説明は名詞の肩に乗っけるイメージで」というものだったのですが、CoffeeTime で今井くんと話していて、「英会話で話せるようになるためのコツ」のようなところまで飛び火してしまいました。

その結果、補足説明の仕方を解説する回なのに、最終的には「初心者の間は使わない方がいいです」と伝えることに。

これだけ聞くと「?」となるかもしれませんが、動画を見ていただけると納得いただけると思っています。とても興味深い内容に仕上がったと思いますので、ぜひ見てみてください(遠藤)

コメント

  1. 木村桃子 より:

    確かに、確かに!!(笑)いつの間にか話が思わぬ方向に逆転していましたね(笑)でも、補足説明は肩にのっける、ポップアップウインドウはとてもわかりやすかったです!

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