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as 原級 as(~と同じ程度の○○)
例文:Taro is as tall as Ken.(太郎は憲と同じ背の高さです)
as tall as ~ は「~と同じ背の高さ」という意味です。tall を「原級」と呼びます。
原級とは「形容詞や副詞そのままの形」のことです。ふつうの文では形容詞や副詞という名称でよいのですが、ものを比べる表現として使うときには、比較級・最上級と区別するために原級という名称を用います。
原級比較とは「形容詞・副詞そのままの形を用いた比較表現」ということです。
as tall as という表現には as が2つ出てきますが、それぞれ異なった働きをしているので、確認しておきましょう。
1番目の as は副詞として使われており、tall(高い)→ as tall(ある高さ)と意味を修正しています。
2番目の as は接続詞として使われており、「=」でつなぐ働きをしています。
as tall as ~ は「ある高さである、その高さとは~と同じ」となるので、「~と同じ高さ」という意味になります。
not as 原級 as(~ほど○○ではない)
例文:Jiro is not as tall as Taro.(二郎は太郎ほど背が高くない)
not as tall as ~ は「~ほど背が高くない」という意味です。
しかし、as tall as ~ が「~と同じ背の高さ」であれば、not as tall as ~ は「~と同じ背の高さではない」という意味になりそうですよね。どうして「~ほど背が高くない」という意味になるのか確認しておきましょう。
実は as には「到達」のニュアンスが含まれています。そのため as tall は正確に言うと「ある高さに至る」という意味になります。
ここから、not as tall as ~ は「ある高さまで至っていない、その高さとは~と同じ」→「~ほど背が高くない」という意味になるわけです。