第33章 比較級、最上級

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今回は人や物を比べる言い方を確認していきます。「~よりも背が高い」は taller than、「一番背が高い」は the tallest で表します。この taller を比較級、tallest を最上級と呼びます。あと、popular のように長い単語の場合は more や most を用いて表すことも押さえておきましょう。

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比較級

例文:I am taller than Taro.(私は太郎よりも背が高い)

taller は「もっと高い」という意味で、taller を tall の「比較級」と呼びます。

比較級は2つのものを比べて「もっと○○」と言いたいときに使います。比較級は形容詞や副詞の語尾に -er をつけて表します。

例文のように、英語では先に taller(もっと高い)と述べて、その後に than(~よりも)を用いて「比べる対象」をもってきます。than は算数で出てくる不等号(>または<)のイメージで捉えるとよいでしょう。

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最上級

例文:I am the tallest of the three.(私はその3人の中で一番背が高い)

tallest は「もっとも高い」という意味で、tallest を tall の「最上級」と呼びます。

最上級は3つ以上のものを比べて「一番○○」と言いたいときに使います。最上級は形容詞や副詞の語尾に -est をつけて表します。

最上級を使うときは、ふつう「the+最上級」の形で用います。この the が何者なのかについても確認しておきましょう。

the のイメージは「ひとつに定まる」です。話し手と聞き手の間で、共通の了解がとれているものを指すときに用います。

たとえば the door と言えば、お互いに「そのドアのことだね」と、同じものを指すことができているドアを表していることになります。

例文の the tallest という形は、先に the で「ひとつに定まる」ような枠を設けて、そこに最上級 tallest(もっとも高い)を入れています。

tallest だけだと「もっとも高い」という状態を表すだけですが、the tallest とすることで「一番背が高い人」のように「その人」と特定される感じになるわけです。

また「何の中で一番なのか」を表すために、最上級の後に「~の中で」を表す of や in がよく使われるので、あわせて確認しておいてください。

① of+全体:全体を~とした中で
・of the three(3人の中で/3つの中で)
・of all animals(全ての動物の中で)

② in+範囲:~の範囲の中で
・in my class(私のクラスの中で)
・in Japan(日本の中で)

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特別な形の比較級・最上級

比較級・最上級は基本的に tall – taller – tallest のように変化しますが、特別な形になるものもあります。

more, most を用いる比較級・最上級

形容詞や副詞が長い単語の場合は、比較級・最上級をつくるときに more, most を用いるパターンがあります。

例文:Soccer is more popular than tennis.(サッカーはテニスよりも人気がある)

例文:Soccer is the most popular in my class.(サッカーは私のクラスの中では一番人気がある)

more popular は「もっと人気がある」という意味で、most popular は「もっとも人気がある」という意味です。

many や much の比較級が more(もっと多くの)で、最上級が most(もっとも多くの)です。

popular のように長い単語の場合は、語尾に -er や -est をつけるのではなく、先に more や most を用いて比較級・最上級を表します。

比較級・最上級で more, most を用いる代表的な単語を確認しておきましょう。

形容詞 比較級(もっと~) 最上級(もっとも~)
beautiful(美しい) more beautiful most beautiful
difficult(難しい) more difficult most difficult
interesting(面白い) more interesting most interesting
popular(人気のある) more popular most popular
famous(有名な) more famous most famous

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ことばの研究室

■ 長い単語とは3音節以上の単語のこと

今井 more, most は「長い単語」のときに用いるという説明でしたけど、何を基準に判断すればいいんですか?

遠藤 結論から言うと、3音節以上の単語は長いとみなして、more や most を使います。2音節の単語はケースバイケースなので、覚えていただくのが早いと思いますね。

今井 音節って何ですか?

遠藤 音のまとまりのことで、母音を中心に音を区切っていくのです。たとえば、beautiful であれば beau・ti・ful のように3つの音のまとまりに区切ることができるので、3音節の単語ということになります。

今井 あー、要するに音が長いってことですか。

遠藤 そういうことですね。beautiful に -er をつけた beau・ti・ful・er は言いにくいから、more をつけるという感覚で良いですよ。あと2音節はケースバイケースと言いましたが、英会話などで迷ったらとりあえず more, most をつけてしまえばいいですよ。

今井 えっ、そんな適当でいいんですか?

遠藤 もちろんです。意味は通じますからね。まあ、学校の試験などではちゃんと覚えておかないといけないので、その場合は頑張って覚えてくださいね。

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