made of と made from の違い

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made of と made from がいつもこんがらがる!

made of、made from という表現ですが、いつもこんがらがってわからなくなります。made of と made from の違いをわかりやすく教えてください。

made of と made from、まぎらわしいですよね。この記事では of と from のコアイメージから、made of と made from がどう違うのかを解説します。

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前置詞のコアイメージ

of のコアイメージ

of のコアイメージは「背景を作り、その支配下に置く」です。

A of B は「A は B に所属している」という意味が有名ですが、それは「A の背景に B がある」というイメージから発生しています。

※前置詞 of の持つイメージ・意味についての詳細は「前置詞 of のイメージと意味・用法まとめ」をご参照下さい。

 

from のコアイメージ

from のコアイメージは「起点」です。

from は「起点」のイメージが強い英単語ですが、それ以外に「離れている」というイメージも含んでいることに注意してください。

※前置詞 from の持つイメージ・意味についての詳細は「前置詞 from のイメージと意味・用法まとめ」をご参照下さい。

 

made of と made from の違い

made of

例文:The table is made of wood.(そのテーブルは木で出来ています)

made of wood は「木で出来ている」という意味です。テーブルの背景は wood(木材)だと述べているわけです。

たとえるならば、テーブルのすぐ後ろに木材(木目調)を置くことで、テーブルに木目調をつける(代入する)ようなイメージです。

このように made of は「直接的な素材」を表すときに使います。

 

made from

例文:Wine is made from grapes.(ワインはぶどうから作られています)

made from grapes は「ぶどうから作られている」という意味です。from grapes は「離れた場所にある、ぶどうを原材料とする」というイメージです。

 

実際にワインはぶどうそのもので出来ているわけではなく、すりつぶしたり、発酵させたりといった製造工程を経て作られています。

from はそのような途中経過があることをほのめかしながら、起点となる原材料を指定しているわけです。

この意味で made from は「間接的な素材(原材料)」を表すときに使います。

 

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まとめ:made of と made from の違い

フレーズ 意味 違い
made of A A で出来ている A は直接的な素材
made from A A から作られている A は間接的な素材(原材料)

 

【made of と made from の違い関連記事】

「made of と made from の違い」における「of と from の違い」がそのまま適用できる例として「die of と die from の違い」が挙げられます。詳しくは「die of と die from の違い」をご参照下さい。

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コメント

  1. コツメカワウソ より:

    “made of”と”made from”はこれまでぼんやりとしか理解していなかったため、毎回辞書で確認してから使用していました。この記事では”of”と”from”のコアイメージで説明していますが、”of”の方はまだ理解しきれていません。ですが、まとめで直接的と間接的との説明が書いてあり理解度が増しました。

  2. こうすけ より:

    made of とmade fromの違い、die of とdie fromの違いが理解できたが、fromのコアイメージの「区別」の具体的な例文がないため、若干消化不良気味に終わった気がした。made ofとmade fromの違いだけを説明するのであれば、fromのコアイメージは「起源」のみに留めたほうが良かったのかもしれない。

  3. love0814 より:

    難しくて分かりにくい内容でしたが、記事を読んで、こんな簡単に理解ができるとは思ってもいませんでした。特にmadeだけでなく、dieを例に出してくれたのが、理解度を深めてくれた感じがします。英語は難しいですので、簡単でシンプルな説明と絵が一番分かり易いと思います。色も地味でなく派手でもないので見やすいです。

  4. 匿名 より:

    made ofとmade fromの違いについて、説明があっても完璧に理解できたとは言えないが、ある程度は理解できたと感じました。離れた場所か近い場所かどうかという判断で違いを理解することと覚えておくことにしました。

  5. あかね より:

    「of」のコアイメージはまだ少し理解しきれていないところもあるのですが、「from」のコアイメージはわかりやすかったです。
    「made of wood」は、「wood」という背景に位置づけるというより、どうしても「wood」からくり抜くイメージになってしまうのですが、透過イメージの説明はわかりやすく、今後も意味を捉えるのにとても役に立つと思いました。

  6. ロケット団 より:

    made ofとmade fromの違い は、どっちがどっちだかすぐにわからなくなるので、この記事でバッチリ理解できた気がします。made of wood, made from milk を基準として覚えるようにしてました。die of と die from の説明がセットだったのもいいですね。

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