前置詞 with の用法・意味まとめ

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with は「~とともに」という意味が有名ですが、他にもたくさんの意味をもつ前置詞です。この記事では with の幅広い用法をイメージから解説しました。

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with のコアイメージ

with のコアイメージは「付随するものと一緒に存在する」です。

with は「~とともに」という意味が有名ですが、それ以外の主な用法として「~に対して(対象)」「~をもっている(所有・携帯)」「~で(道具)」があります。

詳しくは例文をあげながら確認していきましょう。

with の用法

対象を表す用法

対象(~に対して)

例文:I had a fight with my friend.(友達とケンカをしました)

a fight with my friend は「私の友達に対するケンカ」という意味。with は対象を表しています。

with の語源は against や toward に遡ります。つまり、かつて with は「相対するもの」や「向き」を表していたわけです。

現在の with は「一緒に存在する」という意味が主流になっていますが、かつての名残が「対象を表す用法」に残っているわけですね。

関連(~について)

例文:We have a problem with parking in this area.(私たちはこのエリアへの駐車についての問題を抱えています)

a problem with parking は「駐車することについての問題」という意味。with は関連を表しています。

この用法も、かつての with の名残です。

付随を表す用法

位置的な付随(~とともに)

例文:He went out with me at midnight.(真夜中、彼は私と一緒に外出した)

with me は「私と一緒に」という意味。with は位置的な付随を表しています。

例文:The bread goes really well with clam chowder.(そのパンはクラムチャウダーに本当によく合います)

go well with ~ は「~とよく合う、~に似合う」という意味。

go well は「満足のいくレベルになる」であり、with と組み合わさって「~と一緒のとき、満足のいくレベルになる」→「~とよく合う、~に似合う」となります。

所有・携帯(~をもって)

例文:I need someone with new ideas.(私には新しいアイディアをもっている人が必要だ)

someone with new ideas は「新しいアイディアをもっている誰か」という意味。with は所有・携帯を表しています。

例文:a girl with long hair(長い髪の女の子)

a girl with long hair は「長い髪の女の子」という意味。

A with B は単に「A と B が一緒にいること」だけを表すのではなく、A → B という流れも表すことに注意してください。

道具(~で)

例文:He cut the vegetables with a knife.(彼はナイフでその野菜を切った)

with a knife は「ナイフで」という意味。with は道具を表しています。

A with B が道具を表すとき、A と B の間に主従関係があり、A が B をコントロールして使っているイメージになります。

様態の付随(~を伴って)

例文:I was trembling with fear.(私は怖くて震えていました)

with fear は「怖くて」という意味。with は様態の付随を表しています。

恐怖と一緒にあるだけでなく、恐怖と実際につながっているようなイメージです。

時間的な付随(~しているときに/~しながら)

例文:She was knitting, with the TV on.(彼女はテレビをつけたまま、編み物をしてました)

with the TV on は「テレビをつけたまま」という意味。with は時間的な付随を表しています。

同時に何かが起きていることを表し、どういう意味になるかは文脈によって変わります。

※分詞構文で出てくる「付帯状況を表す with」は、この用法の延長線上にあります。

原因(~で)

例文:He is in bed with flu.(彼は風邪で寝ています)

with flu は「風邪で」という意味。with は原因を表しています。

この with も同時に起きていることを表しているだけで、文脈から原因という用法になっているだけです。

冒頭の問題の答え

冒頭の画像の答えを述べておきましょう。

答えは (B) です。A with B で B は A に付随するイメージになります。

テレビに出てくる芸人さんに「ブルゾンちえみ with B」というユニットがありますが、あのメンバーの立ち位置のイメージで捉えるとよいでしょう。

with の用法まとめ

with のコアイメージは「付随するものと一緒に存在する」です。

with の「~とともに」以外の主な用法は「~に対して(対象)」「~をもっている(所有・携帯)」「~で(道具)」です。

カテゴリ 用法 フレーズ 意味 備考
対象 対象 a fight with my friend 私の友達に対するケンカ with の語源は「相対するもの」
関連 a problem with parking 駐車することについての問題
付随 位置的な付随 with me 私と一緒に
所有・携帯 someone with new ideas 新しいアイディアをもっている誰か
道具 with a knife ナイフで 道具をコントロールして使っている
様態の付随 with fear 怖くて 恐怖と実際につながっているようなイメージ
時間的な付随 with the TV on テレビをつけたまま 同時に何かが起きている
原因 with flu 風邪で