現在分詞って何?現在分詞の形や意味、用法を基本から解説!

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現在分詞が何者なのか初心者でもつかめるようにイメージを使って意味や用法を解説します。現在分詞と過去分詞の違いについても取りあげています。

分詞とは

分詞とは「動詞と形容詞の性質を合わせ持った複合語」のことです。

例文:He is singing.(彼は歌っているところです)

このsingingが分詞で、意味は「歌っているところ」となります。動き(動詞)と状態(形容詞)を同時に表現していることがわかりますね。

分詞という文法用語は英語でparticipleと呼びます。

part(部分・役割)という単語が含まれていることからわかるように、元々はいろいろな役割・働きをする単語のことをparticipleと呼んでいました。

つまり、分詞という名称だと「分ける」のような分割のイメージで捉えがちなのですが、実際には「合わせ持つ」イメージなのです。

特に、英語の分詞は動詞と形容詞の性質を合わせ持つので「動形容詞」のように読み替えたら、分詞というものを捉えやすくなるかと思います。

現在分詞の形

現在分詞は「動詞の原形+ing形」という形をしています。

# 原形 現在分詞 過去分詞
する do doing done
洗う wash washing washed
走る run running run

過去分詞は「動詞の原形+ed形」以外にも様々な不規則活用をしますが、現在分詞はすべて「動詞の原形+ing形」で規則的な活用をします。

現在分詞の意味・コアイメージ

現在分詞のコアイメージは「進行、ライブ感」です。

現在分詞の代表的な意味は「~しているところ」となります。

現在分詞と過去分詞の違い

現在分詞と対比される過去分詞についても簡単に確認しておきましょう。

過去分詞のコアイメージは「過去の行為による結果の状態」です。

過去分詞には2つの意味があります。

  • 「~された(状態の)」(受け身
  • 「~し終えた(状態の)」(完了

過去分詞は立場によって「受け身」と「完了」という異なる意味になるわけですが、共通しているのは「行為が完了していること」です。

一方、現在分詞のコアイメージは「進行、ライブ感」ですが、これは「未完了(行為が完了していないこと)」を表しています。

「~しているところ」という意味からは進行している行為に焦点が当たりがちですが、「未完了」というニュアンスも含んでいることに注意してください。

過去分詞について詳しくは次の記事をご覧ください。

英文法の中でもわかりにくい過去分詞。過去分詞が何者なのか初心者でもつかめるようにイメージを使って意味や用法を解説します。過去形との違いなど、過去分詞に関してよく聞かれる質問にもお答えします。

現在分詞の用法

補語になる現在分詞

進行形(be動詞+現在分詞)

例文:He was reading the book.(彼はその本を読んでいるところでした)

「be動詞+現在分詞」の形式は進行形と呼ばれ、意味は「~しているところ」です。

例文は、彼が既に本を読みはじめていて、まだ読み終えていない状況だったことを表しています。

現在進行形が確実な予定を表す用法については以下の記事をご覧ください。

現在進行形といえば「~しているところ」の意味が有名ですが、それ以外の用法でつまづいてしまう方が多いようです。この記事では、現在進行形をイメージで統一的に解説しました。現在形との違いも合わせて説明しています。

SVC型(keep+現在分詞)

例文:He kept reading the book.(彼はそのままその本を読み続けた)

「keep+現在分詞」の意味は「そのまま~し続ける」です。

たとえば、本を読んでいたら夜遅くなって寝る時間になったけれど、そのまま本を読み続けていたようなイメージです。

SVOC型(keep+O+現在分詞)

例文:He kept me waiting for thirty minutes.(彼は私をそのまま30分間待たせ続けた)

「keep+O+現在分詞」の意味は「Oをそのまま~させ続ける」です。

彼のせいで私はそのままずっと待ち続けているようなイメージであり、その時間は30分間だったというわけです。

現在分詞の前置修飾

例文:Look at the walking boy.(あの歩いている男の子を見て)

「現在分詞+名詞」の形式を、現在分詞の前置修飾と呼びます。意味は「~しているところの…(名詞)」です。

例文は、まさにいま歩いているところの男の子というイメージです。

現在分詞の後置修飾

例文:The man driving the bus is my brother.(あのバスを運転しているところの男性は僕の兄弟です)

「名詞+現在分詞」の形式を、現在分詞の後置修飾と呼びます。意味は「…(名詞)、それは~しているところの」です。

例文は、まさにいま運転しているところの男性というイメージになります。

see+O+現在分詞

例文:He saw Taro walking ahead.(彼は太郎が前方を歩いているところを見た)

「see+O+現在分詞」の意味は「~しているところのOを見る」です。

まさにそのとき前方を太郎が歩いているところだったというイメージです。

【比較】see+O+動詞の原形

例文:He saw Taro walk ahead.(彼は太郎が前方に歩いていった一部始終を見た)

「see+O+現在分詞」とよく比較されるのが「see+O+動詞の原形」で、意味は「~したOを見る」です。

このように動詞の原形が使われた場合、歩くという動作の一部始終を表すイメージになります。

またwalking aheadは「前方を歩いているところ」でしたが、walk aheadは「前方に歩いていった」となります。

walking aheadだと、まさに歩いているところを切り取っているのでaheadも「前方を」という歩いている場所を表しますが、walk aheadは歩く動作の一部始終なのでaheadは「前方に」という歩く方向を表す意味になるわけです。

以上から例文は、太郎が後方からやってきて、前方に歩いていき、そのまま姿を消したという一連の流れ(一部始終)を見たという意味になります。

※話し手の状況として「see+O+動詞の原形」はある程度の時間、太郎の移動を眺めています。一方で「see+O+現在分詞」は一瞬見ただけでも大丈夫です。なお、話し手が立ち止まって見たのか、または歩きながら見たのかは、この例文だけではわかりません。

副詞としての現在分詞

例文:They walked laughing into the room.(彼らは笑いながらその部屋に入っていった)

walked into the room(その部屋に歩いて入っていった)にlaughing(笑いながら)を上乗せすることでwalked laughing into the room(笑いながらその部屋に歩いて入っていった)となります。

walkという移動を表す動詞にlaughingという動きを追加・上乗せしているわけです。

このように動詞の意味を修正・更新するものを「副詞」と呼びます。現在分詞が副詞として用いられる場合、状態(形容詞)よりも動き(動詞)のニュアンスのほうが強くなります。

副詞とは何かについては、以下の記事をご参照下さい。

副詞はよく出てくる英文法用語ですが、その正体は一体何者なのでしょう。初心者でも副詞がつかめるように、働き・用法をイメージでわかりやすく解説します。迷いやすい副詞の位置についても記載しています。

まとめ:現在分詞とは

現在分詞は「動詞の原形+ing形」という形で、コアイメージは「進行、ライブ感」、代表的な意味は「~しているところ」です。

形式 意味 文法用語
be動詞+現在分詞 ~しているところ 進行形
keep+現在分詞 そのまま~し続ける SVC型
keep+O+現在分詞 Oをそのまま~させ続ける SVOC型
現在分詞+名詞 ~しているところの…(名詞) 現在分詞の前置修飾
名詞+現在分詞 …(名詞)、それは~しているところの 現在分詞の後置修飾
see+O+現在分詞 ~しているところのOを見る 知覚動詞+O+現在分詞
移動・往来を表す動詞+現在分詞 ~しながら…する 副詞としての現在分詞

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