get+O+過去分詞 の意味とイメージ解説

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get+O+過去分詞
1. …を~してもらう(主語が手配して)
I need to get the washing machine fixed.(洗濯機を直してもらう必要がある)

2. …を~し終える(主語が責任をもって)
We must get this work finished on time.(私たちは予定通りにこの仕事を終えなければいけない)

3. …を~される(主語のせいで)
You might get your car stolen if you leave the doors unlocked.(車のドアをロックしておかないと、車を盗まれるかもしれません)

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get+O+過去分詞 誰かにやってもらう?自分自身でやる?

get+O+過去分詞 は「~してもらう」という意味だと習いましたが、いくつかの参考書には「(主語自身が)~する」という意味もあると記載されていました。

誰かにやってもらうのと自分自身でやるのでは全然意味合いが変わってしまうと思うのですが、本当でしょうか? またネイティブはどう使い分けているのでしょうか?

結論から言うと、get+O+過去分詞 は基本的に「~してもらう」で捉えれば大丈夫です。

ただし、「(主語自身が)~する」という意味でも使われることがあります。なぜ、そのような意味をもっているのか、どう考えればよいのかをイメージで解説します。まずは get のコアイメージから見ていきましょう。

get のコアイメージ

get のコアイメージは「何かのアクションによって自分のものにする」で、ここから「~の状態になる、~の状態にする」という意味が派生しています。

get+O+過去分詞 は「主語がなんやかんやして、Oを過去分詞の状態にする」→「主語がなんやかんやして、Oを~し終えた状態にする」となります。

中学英語イメージリンク

get+O+過去分詞 のイメージ解説

意味 1. …を~してもらう(主語が手配して)

I need to get the washing machine fixed.(洗濯機を直してもらう必要がある)

get the washing machine fixed は「主語が手配などをして、洗濯機を直した状態にする」となり、「洗濯機を直してもらう」という意味になります。

この例文のストレートな意味は「私がなんやかんやして、洗濯機を直した状態にする必要がある」ですが、一般的に洗濯機のような機械を直すのは修理屋さんにお願いする類のことですよね。

そのため、「私がなんやかんやして」というのは「私が修理屋さんに電話などして」という手配のようなアクションを表していると考えるのが自然になります。

そうすると、「洗濯機を直した状態にする」のは、主語自身ではなく、修理屋さんがやることになるので、get the washing machine fixed は「洗濯機を直してもらう」という「~してもらう」という意味になるわけです。

We get our groceries delivered.
(私たちはいつも食料品を届けてもらっています)

get our groceries delivered は「食料品を届けてもらう」という意味です。

our groceries(私たちの食料品)を delivered(配達した状態)にするわけですが、意味合い的に「主語自身が自分たちの食料品を配達する」のはおかしいので、「誰かにやってもらう」ことになります。

I think you should get your hair cut shorter next time.
(あなたは次回もっと髪を短く切ってもらった方がいいと思うわ)

I’ll get my dog trained as a guide dog by a trainer.
(うちの犬を盲導犬としてトレーナーに訓練してもらうことにしよう)

I’ll get the lawn mowed by someone.
(誰かに芝生を刈ってもらうことにしよう)

意味 2. …を~し終える(主語が責任をもって)

We must get this work finished on time.(私たちは予定通りにこの仕事を終えなければいけない)

get this work finished は「主語がなんやかんやして、仕事をやり終えた状態にする」となり、「仕事をやり終える」という意味になります。

この例文のストレートな意味は「私たちはなんやかんやして、予定通りにこの仕事をやり終えた状態にしなければいけない」です。

実は、この例文だけでは、主語自身が実際に手を動かしてやるのか、それとも誰かにやってもらうのかは正確には判断できません。しかし、誰かの手助けを借りるにしても、それも含めて「主語がこの仕事をやり終えた状態にする」と表現することはできます。

つまり、実際に手を動かす人はどうでもよくて、責任をもって「~をやり終えた状態にする」と言いたいときに、この get+O+過去分詞 は使うことができるというわけです。

特別な意図のない場合は、普通 We must finish this work on time.(私たちは予定通りにこの仕事を終えなければいけない)のように表します。

そうではなくて、get this work finished とするのは「この仕事をちゃんと終えた状態にする」というニュアンスを加えるためです。そのようなニュアンスを加えないのであれば、わざわざ使う必要はありません。

I’m trying to get this article finished by Thursday.
(この記事を木曜日までにちゃんと仕上げるように努力しています)

get this article finished は「主語がなんやかんやして、この記事をちゃんと仕上げる」という意味です。

この例文のように対象となるものが「記事」のような主語だけで仕上げられるようなものの場合は、主語自身が実際に手を動かしている可能性が高まります

I’ll get the house cleaned.
(家をちゃんと掃除することにしよう)

I have to get the clothes ironed and folded.
(衣服をちゃんとアイロンがけして畳まないといけない)

We’ve got the table cleared to eat cake for dessert.
(デザートのケーキを食べるために、テーブルの上をちゃんと片付けました)

意味 3. …を~される(主語のせいで)

You might get your car stolen if you leave the doors unlocked.(車のドアをロックしておかないと、車を盗まれるかもしれません)

get your car stolen は「主語のロックし忘れなどによって、車が盗まれた状態になる」となり、「車を盗まれる」という意味になります。

この例文で注意しないといけないのは、車が盗まれるのは主語の責任というニュアンスが含まれることです。そのような責任のニュアンスが発生するのは、get のもっている「何かのアクションによって」のイメージによります。

要するに、気をつけておくべきこと(ここでは、車をロックしておくこと)を忘れてしまったことで、車が盗まれることになる(かもしれない)、というわけです。

このように、get+O+過去分詞で「…を~される」という意味になる場合は、主語が何かをしたせいで…というニュアンスが含まれることに注意しておいてください。

He got his bag caught in the train doors as they were closing.
(電車のドアが閉まったとき、彼はバッグをドアに挟まれてしまった)

Mind you don’t get yourself burned.
(火傷しないように気をつけなさい)

Are you going to get us all killed?
(あなたは、私たちが殺されるようにするつもり?/あなたのせいで死ぬところだったわよ)

get+O+過去分詞 の文法構造

I need to get the washing machine fixed.(洗濯機を直してもらう必要がある)

get the washing machine fixed は、文法的には the washing machine = fixed のように間にイコールが隠れているように捉えるとわかりやすいです。文型で言えば第5文型(SVOC)に当たります。

※文型については、解説動画『やり直し中学英語 #16 文型より大事なこと』で解説しているので、ご参照ください。

【参考サイト】

「getの過去分詞」と「haveの過去分詞」の違い – 英語 with Luke オススメ
get+O+過去分詞 が曖昧な意味になってしまうことについて、ネイティブの Luke さんが言及されています。

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