be動詞の意味・用法まとめ

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be動詞を「ですます」で覚えていませんか?この記事では、be動詞のコアイメージを元に、be動詞の意味・用法(「存在」「状態」「名前や数」)を例文解説しました。be動詞の活用形(過去形など)も記載しています。

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be動詞のコアイメージ

be動詞のコアイメージは「存在する」です。「場」をつくり、主語がそこにあることを表します。

 

be動詞の主な用法は「存在」「状態と結びつける」「名前や数と結びつける」です。

be動詞は英語で linking verb(結びつける動詞)と呼ばれることもあります。「イコール」のように考えるとわかりやすいかもしれません。

 

be動詞の活用

be動詞は主語によって変化します。主語が単数形の場合は特にわかりにくいので、ピックアップしておきましょう。

一人称二人称三人称
現在形I amYou areHe is / She is / It is
過去形I wasYou wereHe was / She was / It was

 

主語が複数形の場合は、人称に関わらず次のようになります。

  • 現在形:are
  • 過去形:were

 

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be動詞の用法

存在を表す be

例文:I‘m home.(ただいま)

よく「私は家です」と解釈されがちな例文ですが、実際の意味は「ただいま」になります。

 

その理由は、I’m (=I am) で「私は存在する」ことを表し、その存在している私を home で家に移動させているからです。

「存在している私が家に移動する」ということで「ただいま」という意味になるわけです。

 

このような home を副詞と呼びます。副詞について詳しくは次の記事をご参照下さい。

英語の副詞って何?副詞の見分け方や用法・位置を基本から解説!
英語の副詞とは一体何者なのでしょうか。副詞の働きをイメージ化したものを元に、副詞の主な用法について解説しました。迷いやすい「副詞の位置」や「主な副詞・間違いやすい副詞」についても記載しています。副詞とは副詞の一般的な定義まず「副詞」が一般的...

 

参考:Where are you from?(ご出身はどちらですか?)

 

状態と結びつける be

例文:She is sleeping.(彼女は寝ているところです)

She is で「場の上に彼女が存在している」ことを表しますが、続く sleeping で、その彼女の状態が「寝ているところ」だと説明しています。

この場合は「存在」のニュアンスはほとんど感じられなくなり、「状態と結びつける」という働きが目立つようになります。

 

参考:I‘m fine.(私は元気です)

 

名前や数と結びつける be

例文:I‘m Taro.(私は太郎です)

I’m (=I am) で「場の上に私が存在している」ことを表し、続く Taro で、その私の名前が「太郎」だと説明しています。

この場合、be動詞は「名前や数と結びつける」という働きをしていることになります。

 

参考:My daughter is five.(娘は5歳です)

 

be動詞の用法まとめ

be動詞のコアイメージは「存在する」です。

be動詞の主な用法は「存在」「状態と結びつける」「名前や数と結びつける」です。

 

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コメント

  1. ランチパックマニア より:

    最初の「be動詞のこと適当に扱ってませんか?」というのはまさにその通りで、自分もbe動詞って何なんだろうと詳しく知りたくなりました。
    そして、be動詞のコアイメージの「存在する」ということを覚えておくことができたので、今後はbe動詞について理解できるでしょうし、とてもためになる記事でした。

  2. 真っ赤っ赤 より:

    be動詞はよく出てくるのですが、特に日本語に訳す時にどうやって使っていいかや、また実際の使いこなしには悩んでいました。記事を読んで、be動詞には存在や結びつけるというコアイメージがあるという解説が分かり安かったです。また、I’m homeの謎も解けてよかったです。

  3. rascal より:

    be動詞のコアイメージのイラストは、be動詞の本質そのものをズバリと示していて、数ある解説記事
    の中でも抜き出ている印象を持ちました。それから、be動詞解説から横道にそれてしまいますが、I‘m home.におけるhomeの用法解説は目からうろこでした。

  4. 匿名 より:

    確かにこの記事を読むまでは、be動詞のことを基礎中の基礎と思い、適当に扱っていたかも知れません。特に目新しい内容ではないかもしれませんが、復習という点からはこれを読んで良かったと思いました。

  5. 懐中時計 より:

    冒頭で述べられている通り、 be動詞の事を適当に扱っていたので改めて使用法を基本から確認できて良かったです。「存在」「状態と結びつける」「名前や数と結びつける」としてbe動詞を考えるという説明が非常にしっくりはまりました。会話時に、これにはbe動詞が付くのかなというあいまいな状態で使ってしまう事もあるので、今後は上記の事を頭の片隅に入れながら会話したいと思います。

  6. ステゴサウルス より:

    be動詞というのはぶっちゃけ「~である」という本来の意味から入ると混乱しやすいので、むしろ入り口は数学記号の「=」と覚えていました。ですが、存在する、というコアイメージのほうがずっと把握しやすい物だと思いました。

  7. 匿名 より:

    be動詞は英語を勉強し始めて最初に習うようなもので、コアなイメージまで深く考えたことがなかったので参考になりました。存在自体を表したり、名前や状態と結びつけるという用法の説明がわかりやすかったです。

  8. むちのき より:

    「be動詞のこと、適当に扱ってませんか?」の文言にドキッとしました。be動詞の主な用法(存在・状態と結びつける・名詞や数と結びつける)を改めて確認すると、たしかに「です、ます」だけではない大切な表現だと気づかされました。

  9. 秋の花火 より:

    be動詞は基本的なことですが、この記事を読んで改めて理解を深めることができました。英語を習った時、ここまでは教えてはもらえなかったです。苦手な人はもちろんですが、得意な人にもぜひ読んでもらいたい内容になっていると思いました。

  10. pumpkinhead より:

    丁寧にユーモアを交えつつ解説されていてとても良かったです。be動詞という基本的かつ重要な用法ですが、これだけ分かりやすい内容だと楽しく学習できると思います。これからも素晴らしい記事を期待しております。

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