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get+人+ing形
人に~をしてもらう、人に~をさせる(主語が説得して)
I got my father talking about his experiences in the war.(父に戦時下の経験について話をしてもらった)
In the end, we got the children cleaning the room.(最終的には、私たちはその子たちに部屋を掃除させることができた)
get のコアイメージ
get のコアイメージは「何かのアクションによって自分のものにする」で、ここから「~の状態になる、~の状態にする」という意味が派生しています。
get+人+ing形 のイメージ解説
I got my father talking about his experiences in the war.(父に戦時下の経験について話をしてもらった)
get my father talking をストレートに捉えると「(主語が)なんやかんやして、父が話すようにする」です。「なんやかんや」として何をするのかは文脈次第ですが、この場合は説得や後押しのような働きかけが想定されます。
そのため、get my father talking は「(主語が)説得などをして、父に話をしてもらう」というニュアンスになります。
また、get+人+ing形 は、過去のことに使われやすい(=過去形で使われやすい)傾向があります。これは、ing形のもつ「まさに~しているところ」→「はっきりと状況が描ける」というイメージから発生しています。
「get+人+to do」と「get+人+ing形」の違い・使い分け
「get+人+to do」と「get+人+ing形」の意味は「人に~をしてもらう、人に~をさせる」で同じです。主語がなんやかんやする(説得するetc)ところも共通です。
では、書く・話すときにどう使い分ければよいのかですが、基本的に「get+人+to do」を使えば大丈夫です。細かい違いを挙げるとすれば次のようになります。
get+人+to do | to do「向かう先にある行為」 | 未来のこと or 実現可能性が低そうなことをしてもらう |
get+人+ing形 | ing形「はっきりと状況が描ける行為」 | 過去のこと or 実現可能性が高そうなことをしてもらう |
ただ、第二言語として英語を使う立場であれば、まずは「get+人+to do」で統一してしまって大丈夫です。慣れてきたら使い分けるようにしましょう。
【参考サイト】
・get | ロングマン英英辞典
・to get somebody do/to do/doing something | WordReference Forums
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