mayの用法まとめ:mayのコアイメージから意味や使い方を押さえよう!

このページの読了時間:約429

mayの用法を一通り押さえたい!

mayは「~かもしれない」と「~してもよい」という意味まではわかるのですが、「どうか~しますように」という意味もあると聞いて、少し混乱しています。mayをイメージで説明するとどうなるのでしょうか?

スポンサーリンク

mayのコアイメージ

mayのコアイメージは「上から下への許容」です。

mayは上の立場の者から下の立場の者へ許容範囲を示すようなイメージで捉えるとよいでしょう。

mayの主な用法は「許可」「推量」「祈願」です。

「~かもしれない(推量)」はある出来事が許容範囲内である(想定される/想定できる)イメージから発生しています。

※mayは「許容」がコアイメージなので「想定される」と「想定できる」という2つの表現のうち、どちらかと言えば「想定される」ニュアンスのほうが強くなります。

「~でありますように(祈願)」は願いごとを神様の許容範囲内に入れてもらう(現実のものにしてもらう)イメージから発生しています。

mayの用法

許可

例文:Visitors may use this room.(入館者はこの部屋を使ってもよい)

権威や公権力を背景に上から下へ許可を与えています

mayはその権威主義的なニュアンスから会話ではあまり使われません。例文も美術館などにおける注意書きのような感じです。

比較:Visitors can use this room.(入館者はこの部屋を使えますよ)

会話の場合は may ではなく can が使われます

許可を求める:May I ~?

例文:May I ask you a personal question?(個人的な質問をしてもよろしいでしょうか?)

May I ~(~してもよろしいでしょうか?)は相手に許可を求める丁寧な表現です。

不許可

例文:You may not take photes.(写真をとってはいけません)

権威や公権力を背景に上から下へ不許可であることを伝えています。この例文も注意書きの文言のイメージです。

比較:You mustn’t take photes.(写真をとってはいけない)

「写真をとってはいけない!」と目の前の相手にぐいぐい圧力をかけています。mustn’tは強制的な禁止というイメージです。

推量

例文:We may have some rain tomorrow.(明日いくらか雨が降るかもしれない)

mayの表す「~かもしれない(推量)」は「ある出来事が想定される(許容範囲内である)」というニュアンスの表現です。

雨が降るかどうかは話し手もわかりませんが、雨が降ることが想定される(想定できる)ときに使われます。

なお、mayの表す確信度はだいたい50%と説明されますが、この50%という数字は確証が持てていないことに由来しています。50%という数字はひとつの目安にはなりますが、数字に囚われすぎると逆にmayのイメージをうまく捉えられなくなってしまうのでご注意ください。

厳密に言えば、この例文も話し手の中では「降る:降らない=50:50」にはなっていません。なぜならば「降るかも」と言っている時点で、どちらかというと雨が降る方を想定しているからです。「降るかもしれないし、降らないかもしれない」ーここまで言ってはじめて50:50になります。

例文:He may be rich but he is stingy.(彼は金持ちかもしれないが、けちだ)

“may ~ but …”は「~かもしれないが、…だ」という意味で、butに続く「…」の部分に話し手自身の考えが述べられています。

このようにmayの表す「~かもしれない」は話し手の考えとは距離があるものを表現するときにも使えます

祈願

例文:May your days be merry and bright!(あなたの毎日が愉快で輝かしいものでありますように!)

mayの表す「~でありますように(祈願)」は「そういったことが許されますように」というイメージの表現です。

祈願文は”May+主語+動詞の原形”という命令文の形式ですが、「(誰かに)~しなさい」と命じているわけではなく「現実のものになれ」というニュアンスを表わしています。

まとめ:mayの用法

mayのコアイメージは「上から下への許容」です。

mayの主な用法は「許可」「推量」「祈願」です。

mayの用法 意味 備考
許可 ~してもよい 上から下への許可
不許可 ~してはいけない 上から下への不許可
推量 ~かもしれない ある出来事が想定される(許容範囲内)
祈願 ~でありますように 願いごとを神様の許容範囲内に入れてもらう