前置詞 to の意味・用法まとめ

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to の用法をまとめて教えてください!

to にはいつも「~に」という訳を当てはめていて、そこまで困ることはないのですが、たまに辞書を引かないとわからない用法に出会うこともあります。to の用法を一通り教えてもらえますか?

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to のコアイメージ

to のコアイメージは「別のところに向かう動き(矢印)とその向かう先にある対象(到達点)」です。

「矢印と対象物」=「方向と到達点」というわけですね。

to の主な用法は「範囲・限界・結果」「結合」「対比」です。

to の用法

「方向と到達点」を表す to

例文:She walked to the station.(彼女はその駅まで歩いていった)

to the station は「その駅まで」という意味。to は駅を到達点として、そこに向かっていくことを表しています。

例文:He sent a present to her.(彼は彼女にプレゼントを送った)

to her は「彼女に」という意味。to は彼女を到達点として、そこに向かっていくことを表しています。

「範囲・限界」を表す to

例文:My son can already count from one to ten.(私の息子はもう1から10まで数えられます)

from one to ten は「1から10まで」という意味。from A to B で「AからBまで」という範囲を表しています。

例文:I answered the questions to the best of my knowledge.(私が知っている限り、質問に答えました)

to the best of my knowledge は「私が知っている限り」という意味。to は私が知っていることの最大限まで向かわせており、限界を表しています。

なお、to the best of my knowledge は to my knowledge と省略されることもあります。

「結果」を表す to

例文:I was bored to tears listening to the lecture.(その講義を聞いていて、あくびが出るほど退屈だった)

bored to tears は「極めて退屈」という意味。to は「退屈な状態」→「(あくびをして)涙が出る」という感じで、過程とその結果を表しています。

bored to tears はまったく面白くない学校の授業などに対してよく使われます。

例文:To my surprise, they got married.(驚いたことに、彼らは結婚した)

to my surprise は「驚いたことに」という意味。to は「何かが起きた」→「私の驚きにつながった」という感じで、過程とその結果を表しています。

「結合」を表す to

例文:Attach your photo to your application form.(写真を申請書に添付しなさい)

to your application form は「申請書に」という意味。attach A to B で「AをBに添付する」という意味になり、to は A を B に結合する働きをしています。

例文:They danced cheek to cheek.(彼らは仲睦まじく踊りました)

cheek to cheek は「頬を寄せ合って、仲睦まじく」という意味。to は頬と頬をくっつけることを表しています。

ダンスの一種である「チークダンス」は基本的に男女がムードのある音楽に合わせて、頬を寄せ合ったり体をくっつけたりしたまま踊るダンスのことです。

なお、cheek dance は和製英語で、本来は dancing cheek to cheek または cheek-to-cheek dance です。

「対比」を表す to

例文:Giants beat Tigers (by) 3 to 1.(ジャイアンツがタイガースに3対1で勝った)

3 to 1 は「3対1」という意味。to は 3 と 1 を並べて対比させる働きをしています。

なお、英語では通常 3 to 1 ではなく 3-1 と表記します。読み方は three to one です。

例文:I prefer walking to driving.(私はドライブよりも散歩の方を好みます)

prefer walking to driving は「ドライブよりも散歩の方を好む」という意味。prefer A to B で「BよりもAの方を好む」となります。

to は walking(歩くこと)と driving(運転すること)を並べて対比させる働きをしています。

このように to の表す対比は、数字による比較というよりは優劣や前後のような順序を表すときによく使われます

  • senior/junior to A (Aよりも年上である/年下である)
  • superior/inferior to A (Aよりも優れている/劣っている)
  • prior to A (Aよりも前に)

「適合」を表す to

例文:They sang to her piano.(彼らは彼女のピアノに合わせて歌った)

sing to her piano は「彼女が弾くピアノに合わせて歌う」という意味です。to her piano で「彼女が弾くピアノの音」を彼らが歌っている歌に合わせています。

to A はたいてい A が到達点ですが、この to A のように A が進行しているイメージを合わせることもあるので注意してください。

例文:I hope this gift is to your liking.(このギフトがあなたの好みに合いますように)

to your liking で「あなたの好みに合う」という意味です。ギフトをあなたのいいねと感じるものに合わせるイメージです。

to の用法まとめ

to のコアイメージは「別のところに向かう動き(矢印)とその向かう先にある対象(到達点)」です。

to の主な用法は「範囲・限界・結果」「結合」「対比」です。

用法 フレーズ 意味 備考
方向と到達点 to the station その駅まで
範囲・限界 from one to ten 1から10まで
結果 bored to tears 極めて退屈 「退屈な状態」→「(あくびをして)涙が出る」
結合 cheek to cheek 頬を寄せ合って 頬と頬をくっつけること
対比 3 to 1 3対1 3 と 1 を並べて対比させる
適合 sing to her piano 彼女のピアノに合わせて歌う 進行しているイメージを合わせる