音読の問題点と効果的な音読方法

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最近、音読の効果についてよく目にするようになりました。

  • 音読は英語の基礎力向上に役立つ
  • 音読することによって英語を英語のまま理解できるようになる
  • 難関大学への進学率が高い学校では音読を取り入れている

しかし、それだけ効果があるならば、なぜもっと広く標準的な英語学習方法として取り入れられていないのでしょうか?

その理由はこれまでの音読のやり方が万人向けになっていなかったからです。そのため多くの方が音読で挫折してしまうというもったいない状態になっていました。

このサイトでは皆さんが挫折をしないですむように、これまでの音読の問題点を解説します。また、それら問題点を踏まえた上で、もっと効率のよい音読方法をご紹介していきます。

これまでの音読の何が問題なのか?

まず、これまでの音読の代表的なやり方を振り返っておきましょう。

  • 1、英文の意味をしっかりと理解する
  • 2、モデル音声をリピーティングする
  • 3、英文を100回音読する(最低でも30回以上)

これらを長期間(6ヵ月以上)行うのが、これまでの音読の代表的なやり方です。

問題点1 基礎力がないとダメ

最初の問題点は「基礎力」です。英文をしっかり理解するためには英文法の知識をある程度知っている必要があります。知識なしでは用語がわからず、調べることさえできないからです。

ここに一番の大きな矛盾があります。音読は「基礎力を向上させる」効果をうたっていますが、基礎力なしには音読にすら行き着かないのです。

問題点2 飽きずに反復練習ができないとダメ

次の問題点は「飽き」です。100回同じ英文を音読するだけの忍耐力を要求されていますが、それができる人は限られています。

単調な反復作業をこなしつつ、そこから何か新しいことを得ていくには分析的なセンスも必要です。これがなければ、本当にただ声に出しただけになってしまいます。しかし、その分析は学習者のセンスに委ねられているのです。

問題点3 膨大な時間が確保できないとダメ

最後に「時間」です。英文を100回も音読するとなると、それだけで膨大な時間を必要とします。しかし、学生ならともかく社会人はそんな膨大な時間を確保するのは難しいでしょう。

語学習得は蓄積がモノを言うわけですが、これまでの音読では、貴重な時間を湯水のように費やして、はじめて果実を得られるものだったのです。

音読自体がダメなのか?

では、音読自体がダメなのかというとそうではありません。音読には確実に英語力を向上させる効果があります。問題はどんな音読方法であれば、飽きっぽく、時間もなく、基礎力もない初心者でも続けられるかです。

その解決策として本サイトが提案するのが、英文とイメージを結びつけながら音読する「音読イメージリンク」というやり方です。

文法の基礎力なしで英文を理解するイメージリンク

次の例文で英文を理解する方法を確認してみましょう。

I’m home.
ただいま。

これまでの英文法の解説

I’m home
homeは場所を表す副詞です。場所を表す副詞は、出来事がどこで起こったのかを説明します。home(家に)なので、”I’m home.” は「私は家にいる」⇒「ただいま」となります。

この説明で納得できる人はそれでいいと思います。しかし、「副詞とは何なのか?」「そもそも『私は家です』ではないのか?」「『私は家にいる』⇒『ただいま』はこじつけではないのか?」「『私は家にいる』は I’m at home. とどう違うのか?」など疑問を覚えた方も多いはずです。

また I’m home. を音読するときに、この説明は何の役にも立ちません。なぜなら「I’m home=ただいま」という固まりでしか理解できないからです。これでは「英文法は英会話の役に立たない」と言われても仕方ありません。

イメージリンクの解説

home

この am は「私はいる(存在する)」という意味で使われています。home はその「私」をそのまま家に移動させています。

このようにイメージリンクでは難しい文法用語は必要ありません。難しい解説などなくても I、am、home それぞれの単語のイメージを描くことができたはずです。

英文が表すイメージがアニメーションのようにイメージできて、音読するときにもそれを再現できる。これこそ「英会話に役立つ英文法」なのです。

イメージと結びついた英文を音読によって蓄積する

イメージリンクのポイントは、英文内の単語・フレーズをイメージと結びつけて直接理解することです。

この方法であれば単純な反復作業が苦手な人でも続けることができます。なぜなら、イメージと英文を結びつけるだけでよいので、音読回数を減らせるからです。

また音読回数を減らすことは、短い時間で済むことになります。毎日10分であれば、学習を続けられる方も多いのではないでしょうか。

このように音読の前提となっていた基礎力をイメージ解説で補い、実際に使える英文を効率よく蓄積していく方法が音読イメージリンクなのです。

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