「~前」を表すagoとbeforeの違い

このページの読了時間:約238

ten minutes ago?ten minutes before?どちらを使えばいいの?

英語で「10分前に出発した」と言いたいとき、ten minutes agoと言うべきなのでしょうか?それともten minutes beforeと言うべきなのでしょうか?

「agoとbeforeの違い」への回答

agoのコアイメージ

agoのコアイメージは「現時点からある時間をさかのぼった過去の時点」です。

ポイントはagoが現時点と結びついていることです。これはagoが a(=away)+go から成り立っていることに由来しています。

goのコアイメージは「場の中心から他のところへ動く」ですが、その「場の中心」は「いまここ」が最初にまず想定されます。

そういったこともあり、agoは「いまここから離れたところ」というイメージになるわけです。

beforeのコアイメージ

beforeのコアイメージは「何かの前」です。

beforeは基本的に時間的に何かの前であることを表すので、ある程度の幅を持つ表現です。

しかし、【期間+before】で過去の出来事を表すときは、過去=すでに確定している事実であり、幅を持たせる必要がないため、ある時点を表すことになります

agoとbeforeの例文解説

例文:He left ten minutes ago.(彼なら10分前に出掛けたよ)
誤文:He left ten minutes before.

ten minutes agoは話し手の「いまから10分前の時点」を表しています。

ten minutes beforeは誤文としていますが、文法的には正しい英文です。ただ一般的に「いまここ」と結びついて過去にさかのぼるときはagoが使われるわけです。

例文:I got to the train station at 7:10, but the train had left ten minutes before.(駅には7時10分に着いたんだけど、その10分前に汽車が出発してしまっていた)

ten minutes before Aは「A(基準時)の10分前の時点」を表します。

この基準時を表すAは、話の流れから明らかな場合は省略されます。例文はこのパターンです。

beforeのポイントは基準時とセットで使われる点です。なお、前述したように基準時として現時点は除く点に注意してください。

まとめ

フレーズ 意味 違い
期間+ago いまからある期間をさかのぼった時点 話し手のいまここから過去にさかのぼる
期間+before A 基準時(A)からある期間だけ前の時点 基準時から前にさかのぼる
基準時として現時点は除く

コアイメージ再掲