about のコアイメージ解説・意味の樹形図

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簡単なようで意外と難しいのが about という前置詞。この記事では about の意味を、コアイメージから意味の樹形図でつなげて解説します。

この記事でわかること
  • about のコアイメージ、主な意味
  • about が「もうすぐ」という意味をもつ理由
  • about の意味のつながりをイメージでつかむコツ

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about のコアイメージ

about のコアイメージは「ぼんやりしたまわり」です。

about は何かに接して、その輪郭をぼやけさせた「まわり」を表します。その何かをピンポイントで指すのではなく、そのまわりにぼんやりと広げた範囲全体を表すものと捉えるとよいでしょう。

about の意味の樹形図

コアイメージを元に、about の主な意味を分類したものが、次の樹形図です。

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about の主な意味と例文

【対象】~について

ある対象・出来事の輪郭をぼやけさせることで、それに関連する情報「~について、~に関して」を表せるようになります。対象そのものをピンポイントで指していないことに注意してください。

 

例文:I heard about the accident.(その事故について聞いた)

hear about で「~について耳にする」という意味。about を加えることで事故という出来事そのものではなく、事故に関連する情報を表せるようになっています。

Don’t worry about it.
(そのことは心配しないで)

She knows a lot about cats.
(彼女は猫についてよく知っている)

Tell me about your trip.
(旅行について教えて)

【場所】~のあたりに、あちこち

ある場所に about を加えることで、場所の輪郭がぼやけて範囲全体にぼんやり広がることから、「~のあたりに」という意味が出てきます。特に、全体にぼんやり散在していることを言いたいときは「あちこち」と訳すとしっくりくることがあります。

 

例文:He looked about the room.(彼は部屋のあたりを見回した)

look about the room は「部屋のあたりを見回す」という意味。その部屋をピンポイントで見るのではなく、部屋全体を焦点を定めずに見ていく感覚になります。その意味で「あちこち」とも訳せます。

なお、about the room を「部屋のまわり」と訳すと、日本語のイメージから「部屋の外」も含みそうな気がするかもしれませんが、部屋の外は含んでいないことに注意してください。

She walked about the town.
(彼女は町をあちこち歩き回った)

Toys were scattered about the floor.
(おもちゃが床のあちこちに散らかっていた)

The kids were running about in the park.
(子どもたちが公園をあちこち走り回っていた)

aboutはルーズソックスのようなもの?
about はルーズソックス(だぼっとしたソックス)を足に履かせるイメージです。足そのものの輪郭をぼかすことで「足に関すること」を扱えるようになったり、「足全体にぼんやり範囲を広げる」ような感じで捉えられるようになります。

【数値】およそ

ある数値に about を加えると、数値の輪郭がぼやけて幅が生まれます。ここから「およそ、約」という意味が出てきます。

 

例文:The robbery occurred at about 3:00.(3時頃に強盗が発生しました)

about 3:00 は「およそ3時、3時頃」という意味。

3時という時点をピンポイントで表すのではなく、3時の輪郭をぼやけさせて、ぼんやりした範囲を表します。

なお、about 3:00 の範囲がどこまでなのかは人によりますが、3時にくっついている感覚もあるので、2:55から3:05程度で捉える人が多いと思います。

It takes about 30 minutes by train.
(電車でおよそ30分かかる)

She’s about my age.
(彼女は私と同じくらいの年齢だ)

We need about five more chairs.
(あと5脚くらい椅子が必要だ)

【時刻】もうすぐ

「be動詞の現在形+about+時刻」で用いられるとき、「もうすぐ」という意味で使われることがあります。

 

例文:It’s about 3:00.(もうすぐ3時よ)

be動詞の現在形 is +about+時刻3:00 で「もうすぐ3時」となります。

これは時の流れが前にしか進まないことと、about に「何かに接して」という近づく動きがあることが組み合わさったものと考えるとよいでしょう。

Q. 「It’s about 3:00.」で「3時過ぎ」とはならないの?
A.
「It’s about 3:00.」で3時過ぎ、例えば3:02などを表せないわけではありません。しかし、一般的には3時すぎは It’s just after three. のような別表現を使うことが多いです。

「3時過ぎ」を表すときに about が使われにくいのは、about の「何かに接して」という近づく動きと、時の流れが逆行するからと考えると納得しやすいかと思います。

なお、この用法の延長線上に be about to(まさに~しようとして)という表現があります。また詳しく解説します。

It’s about noon. Let’s take a lunch break.
(もうすぐお昼だ。昼休みにしよう)

It’s about midnight. We should get some sleep.
(もうすぐ夜中の12時だ。そろそろ寝たほうがいい)

It’s about time to go.
(もうそろそろ行く時間だ)

まとめ

about のコアイメージは「ぼんやりしたまわり」です。

コアイメージを元に、about の主な意味を分類したものが、次の樹形図です。

意味 例文 日本語訳
~について I heard about the accident. その事故について聞いた
~のあたりに、あちこち He looked about the room. 彼は部屋のあたりを見回した
およそ The robbery occurred at about 3:00. 3時頃に強盗が発生しました
もうすぐ It’s about 3:00. もうすぐ3時よ

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