フィギュアスケートのフィギュアとは…/figure の意味を解説!

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冬のスポーツとして定着しているフィギュアスケートですが、この「フィギュア」とはどういう意味なのでしょうか?この記事では、元になっている figure のコアイメージを元に、figure の意味(「図形」「人の姿」「描く」など)について解説します。編集部の遠藤と今井による対談形式でお送りします。

フィギュアスケートのフィギュアとは

今井 この前、友だちから「フィギュアスケートのフィギュアってどういう意味なの?」と質問されたんですけど、遠藤さんならどう答えますか?

遠藤 えーと、今井くんはどう答えたの?

 フィギュアスケートって滑り終えた後に「プーさんのぬいぐるみ」とかが投げ込まれるじゃないですか。だから「滑り終えた後にフィギュア人形が投げ込まれる競技だよ」って答えたんですが、まったく相手にしてもらえませんでしたね(笑)

 ちょっとウケを狙いに行きすぎましたね(笑) まあ、それでは今回はフィギュアについて解説しましょうか。

figure のコアイメージ

 フィギュアは英語では figure と書きます。figure のコアイメージは「描いて表す」です。

 描いて表したものというイメージから「図形、数字」や「人の姿、人物像」という意味が派生しています。

 図形は図を表したもの、数字は数を表したもの、人物像は人を表したものってことですか?

 おぉ、鋭いですね! その通りですよ。

figure の意味「図形」

フィギュアスケート

 そうだとすると、フィギュアスケートのフィギュアは何を表しているんでしょうか?

 フィギュアスケートは「氷上にスケートで図を描いて表す」という意味合いなんです。

 さっきのコアイメージでは「紙のキャンバスに描く」イメージでしたが、フィギュアスケートの場合は「氷のキャンバスに図を描く」イメージになるわけですね!

 フィギュアスケートは「スケート靴の刃で氷の上に円などの図形をいかに美しく描くかを競う」ことが競技の発祥らしいので、今井くんの「氷のキャンバス」はぴったりの表現ですね。(参考:フィギュアスケート – wikipedia

figure の意味「人の姿、人物像」

 figure のコアイメージ「描いて表す」から「人の姿、人物像」という意味が出てくるのは、比較的わかりやすいと思います。

 キャンバスに人を描くようなイメージですよね。

 そうですね。昔は写真のような便利なものはなく、何でも描くしかありませんでした。この「わざわざ描く」ということから、figure には「名士、重要な人物」という意味が出てきます。

 また、人を描くときにまず何から描くかと言えば、普通は「輪郭」からですよね。ここから「容姿・体型」という意味も出てきます。

 おぉ、芋づる式だ(笑)

 そういえば、日本語では「整った体型」のことを「プロポーションがいい」と表現したりしますが、英語の propotion は「比率」であって「体型」という意味はもっていません。

 そのため、英語で「彼女はプロポーションがいい」と言いたいときは “She has a nice figure.” となるので注意してくださいね。

フィギュア人形

 フィギュア人形のフィギュアも「人を描く」延長線上で考えれば大丈夫ですか?

 どちらかというと「絵画」ではなく「彫刻」のイメージの延長で捉えるといいでしょうね。

 なるほど、木や石を削っていって、人物の輪郭や細部を作り上げていくイメージですね。

 そうですね。そういえば、冒頭で今井くんが友だちに答えた中に出てきた「ぬいぐるみ」は figure ではなくて、stuffed toy(綿を詰めたおもちゃ)と呼ぶのが一般的なので、合わせて知っておいてくださいね。

figure の意味「描く」

理解する

 figure の「描いて表す」イメージですが、「描く」ことは「わかる、理解する」ことにもつながります。

 あっ、ネイティブとの会話ではよく “figure out” ってフレーズが出てきます。「わかった」って意味だってことは知ってましたけど、いまの説明で納得できました。

 figure に「描く」ニュアンスがあるので、「問題を解決するために主体的にノートに書くなどした結果、わかった」というイメージになるんですね。

 なるほど。ちなみに、ノートに書かなくても「あれこれ考えて、わかった」場合にも使えますよね。

 もちろんです。頭の中に書いていくように考えること = figure で大丈夫です。それに out という「ポンッと外に出てくる」イメージを加えてあげれば OK です。

 りょうかいです。おかげで figure についてもだいぶわかりました。友だちにはフィギュアスケートの解説に加えて、figure の幅広い意味についても伝えておきます。ありがとうございました!

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コメント

  1. アバター kazu より:

    氷に絵を描くという意味もある事は初めて知りました。

  2. アバター kaori より:

    トピックが耳馴染みだと楽しいですね。分かりやすい絵と丁寧な解説で紹介している”figure”についてはだいたいは理解してましたが、今回の記事を読んで、様々な意味があることを知り、より理解度が増しました。

  3. アバター haru より:

    フィギュアスケートの場合は「氷のキャンバスに図を描く」イメージと言う解説は、非常に合点がいく。日本語では「整った体型」のことを「プロポーションがいい」と表現したりしますが、英語の propotion は「比率」であって「体型」という意味はもっていません。また、「プロポーションがいい」=She has a nice figure.と表現したり、「ぬいぐるみ」は figure ではなくstuffed toyと言うなど、プラスαが学べて非常に役に立った。

  4. アバター 先川さん より:

    figure outがどうしてわかるとか理解できるという意味になるのか不思議に感じていました。
    しかし、今回の解説記事のように言葉が持っているコアイメージを把握すれば、単純暗記ではなく、納得できる形で知識が定着できることを改めて確認できました。

  5. アバター megaboui より:

    わざわざ描く=重要な人物でfigureなのは初耳でした。

  6. アバター BM528 より:

    フィギュアスケートファンなので、フィギュアがFigureなのは知っていておそらくスケーティングで氷上に線を描くからかなという想像はしていました。今回の記事でその辺りを確かめられてよかったです。又、フィギュアの意味の中でShe has a nice figure.という表現方法は知らなかったので勉強になりました。