第38章 現在完了形

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現在完了形とは

現在完了形の解説の前に、過去形について振り返っておきましょう。

過去形:I lived in Tokyo for ten years.(私は10年間東京に住んでいました)

過去形 lived は「住んでいました」という意味です。過去形は「過去の話」について述べるもので、現在は状況が異なっているときによく使われます。この例文で言えば、「いまは東京に住んでいない」という含みをもたせることができるわけです。

過去形が過去の話を述べるのに対して、「過去からつながっている現在の状況」を言いたいときに使われるのが現在完了形です。

現在完了形:I have lived in Osaka for two years.(私は2年間大阪に住んでいます)

have lived で「(ある期間ずっと)住んでいます」という意味になります。このように「have+過去分詞」の形を「現在完了形」と呼びます。

現在完了形は「現在の話」をするときに使います。ただし、シンプルな「現在どうなのか」ではなく、「過去にやったこと(やりはじめたこと)の結果、現在どうなのか」を表しています。

現在完了形は「過去から現在にまたがる表現」ですが、これには過去分詞が大きな役割を果たしています。過去分詞のイメージを再確認しておきましょう。

過去分詞のイメージは「過去の行為による結果の状態」です。この過去分詞と have が組み合わさったものが現在完了形です。

現在完了形においては、過去分詞に含まれている「過去の行為」は主語がやったことになります。主語自身が過去に何かをやって(やりはじめて)、その結果の状態を現在もっているというわけです。

このようなイメージから、現在完了形の基本的な意味として「(ずっと)~している、~したことがある、~したところだ」という3つが出てきます。それぞれの場合に分けて、確認していきましょう。

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現在完了の継続用法「(ずっと)~している」

再掲:I have lived in Osaka for two years.(私は2年間大阪に住んでいます)

have lived … for two years は「2年間(ずっと)住んでいます」という意味で、継続を表しています。

過去のある時に住みはじめて、現在までずっと住んでいるというイメージです。

■ have been busy(ずっと忙しい)

例文:I have been busy since last week.(私は先週からずっと忙しい)

have been busy は「ずっと忙しい」という意味になります。

過去のある時に忙しい状態になって、現在までずっと忙しい状態であるというイメージです。

■ 継続用法でよく使う単語

現在完了の継続用法は「(ある期間ずっと)~している」という意味になるので、期間開始時点を表す単語をよく伴います。

① for+期間:~の間
・for a week(1週間)
・for five months(5ヶ月間)

② since+開始時点:~から
・since yesterday (昨日から)
・since 1988(1988年から)

否定文

例文:He has not eaten anything since yesterday.(彼は昨日から何も食べていません)

現在完了の否定文は have の後に not を入れます。have not eaten で「ずっと食べていない」という意味になります。

疑問文

例文:Have you lived in Osaka for a long time?(あなたは大阪に長い間住んでいますか?)

現在完了の疑問文は have を主語の前に出します。

■ 現在完了の疑問文への答え方

疑問文:Have you lived in Osaka for a long time?(あなたは大阪に長い間住んでいますか?)
答え:Yes, I have.(はい)
答え:No, I haven’t.(いいえ)

現在完了の疑問文には have で答えます。

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現在完了の経験用法「~したことがある」

例文:I have heard the song twice.(私はその歌を2回聞いたことがある)

have heard は「聞いたことがある」という意味になり、経験を表しています。

過去のある時に聞いて、その結果として聞いた状態を現在もっているというイメージで捉えるとよいでしょう。

■ have been to ~(~に行ったことがある)

例文:I have been to Australia before.(私は以前、オーストラリアに行ったことがある)

have been to ~ は「~に行ったことがある」という意味になります。

過去のある時に実際に現地に向かい、その結果として現地に行った状態を現在もっているというイメージになります。

■ have been to と have gone to の違い

行く」という意味で有名な単語は go ですよね。have been to の代わりに have gone to だとどうなるのか確認しておきましょう。

go は「行く」という意味が有名ですが、本来は「元のところから離れる」というニュアンスを含んだ単語です。

そのため、過去分詞 gone は「元のところから離れ終えた状態」を表すことになり、現在完了形の have gone to ~ だと「~に行ってしまった(いまはここにはいない)」という意味になってしまいます。

このように違う意味として受けとられるため、「~に行ったことがある」と言いたい場合は have gone to ではなく have been to を使います。

※ただし、最近は have gone to ~ を「~に行ったことがある」という意味で使うことも多いようです。この場合は go をシンプルに「行く」として捉えているのだと考えられます。

■ 経験用法でよく使う単語

現在完了の継続用法は「~したことがある」という意味になるので、回数などを表す単語をよく伴います。

・once(1回)
・twice(2回)
・three times(3回)
・before(以前)

否定文

例文:I have never been to Hawaii.(私は一度もハワイに行ったことがない)

「~したことがない」と言うときには、not の代わりに「一度もない」という意味の never がよく使われます。

have never been to ~ で「一度も~に行ったことがない」という意味になります。

疑問文

例文:Have you ever been to Okinawa?(あなたは沖縄に行ったことがありますか?)

「~したことがありますか?」と相手に経験を尋ねるときには、「いままでに」という意味の ever がよく使われます。

Have you ever been to ~ で「(いままでに)~に行ったことがありますか?」という意味になります。

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現在完了の完了用法「~したところだ、~してしまっている」

例文:I have just finished my homework.(私はちょうど宿題を終えたところです)

have just finished は「ちょうど終えたところ」という意味になり、完了を表しています。

過去のある時に終えて、その結果として終えた状態を現在もっているというイメージですが、just(ちょうど)があるので「過去に宿題を終えたとき」と「現在」はほとんど同時ということになります。

完了用法では、already(すでに)や just(ちょうど)などの単語をよく伴います。

否定文

例文:He has not finished his homework yet.(彼はまだ宿題を終えていません)

「まだ~していない」と言うときには、「いままでのところ」という意味の yet がよく使われます。

have not finished で「終えていません」となり、これに yet を加えることで「いままでのところ終えていません」→「まだ終えていません」となります。

疑問文

例文:Have you finished your homework yet?(あなたはもう宿題を終えていますか?)

「もう~しましたか?」と相手に尋ねるときにも、「いままでのところ」を表す yet がよく使われます。

Have you finished で「終えていますか?」となり、これに yet を加えることで「いままでのところ終えていますか?」→「もう終えていますか?」となります。

完了用法の否定文と疑問文で出てきた yet ですが、yet は「やらなければいけないこと」や「そのようになるはずのこと」に対して、「いままでのところ」どうなのかを表すときに用いられます。

否定文では「いままでのところ~していません」→「まだ~していません」となり、疑問文では「いままでのところ~していますか?」→「もう~していますか?」となります。

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