第23章 未来表現(be going to, will)

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ここからは助動詞に入っていきます。今回は未来を表す will と be going to です。ポイントは will が「思い」で、be going to は「進行中」を表すというもの。イメージの違いに注目しながら読み進めていってください。

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be going to の意味

例文:I am going to play soccer tomorrow.(私は明日サッカーをするつもりです)

英語では「これからのこと」を述べるときに、「be動詞+goのing形+to」を組み合わせた be going to という形を使います。be going to は「~するつもり」という意味になります。

be going to は「~することに向けて、いま進行中である」を表しています。ここから、「~するつもりだ」や「~しそうだ」という予定予測の意味が出てきます。

例文:It is going to rain tomorrow.(明日は雨が降りそうです)

例文の It は「天候を表す it」です。このように物事を主語にした場合、be going to は「~しそうだ」という予測を表します。

なお、この例文が使われる場面は、テレビの天気予報で雨雲レーダーを時間ごとに動かしながら、「明日は雨が降りそうです」と話しているような状況です。このように be going to は、それまでの流れを含んだ表現と言えます。

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will の意味

例文:I will play soccer tomorrow.(私は明日サッカーをします)

英語では be going to 以外に will という助動詞を使って未来を表すことができます。will は「~します」という意味を表します。

will のコアイメージは「確信度の高い思い」です。「その場で鮮明に思い描く(パッと思いつく)」というイメージから、「~します」や「~だろう」という意志推量の意味が出てきています。

例文:It will rain tomorrow.(明日は雨が降るだろう)

主語が物事の場合、will は「~だろう」という推量を表します。

さきほどの be going to と違って、will には特に根拠があるわけではありません。話し手の中でそのように鮮明に思い描いているだけです。その意味で、will はそれまでの流れを含んでいない表現だと言えます。

will の人称変化、短縮形

will には人称による変化はありません。どの人称でも will のままで使うことができます。

will は I will → I’ll のような短縮形でもよく使われます。同様に You’ll、He’ll、She’ll、It’ll、We’ll、They’ll という短縮形をとります。

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be going to と will の違い

同じ未来のことを表す be going to と will ですが、be going to は「既に決めていること」を表すのに対して、will は「その場で決めたこと」を表すという違いがあります。

be going to と will が未来を表す理由

be going to は「~に向けて、いま進行中である」というイメージなので、その向かう先の内容は必然的に未来のことになります。

一方で、will が表しているのは「思い」です。「こうしよう!」「こうだろう」という思いは未来のことを表しやすいというだけのことなのです。

be going to と will の否定文

be going to の否定文

例文:I am not going to play soccer tomorrow.(私は明日サッカーをするつもりはありません)

be going to は be動詞の文なので、否定文にするときは be動詞の後に not を入れます。意味は「~するつもりはありません」「~しそうにない」となります。

will の否定文

例文:I will not play soccer tomorrow.(私は明日サッカーをしません)

will を否定文にするときは will の後に not を入れます。意味は「~しません」「~ないだろう」となります。will not を短縮すると won’t となります。

be going to と will の疑問文

be going to の疑問文

例文:Are you going to play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをするつもりですか?)

be going to を疑問文にするときは be動詞を主語の前に出します。意味は「~するつもりですか?」「~しそうですか?」となります。

■ be going to の疑問文への答え方

疑問文:Are you going to play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをするつもりですか?)
答え1:Yes, I am.(はい、するつもりです)
答え2:No, I am not.(いいえ、するつもりはありません)

be動詞の疑問文には、be動詞で答えます。

will の疑問文

例文:Will you play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをしますか?)

will を疑問文にするときは will を主語の前に出します。意味は「~しますか?」「~でしょうか?」となります。

will の疑問文は聞き手の意志、推量を尋ねるときに使います。


■ will の疑問文への答え方

疑問文:Will you play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをしますか?)
答え1:Yes, I will.(はい、します)
答え2:No, I won’t.(いいえ、しません)

【補足】will の疑問文が「聞き手の意志」を尋ねることになる理由

肯定文:You will play soccer tomorrow.(あなたは明日サッカーをするだろう)

will は基本的に「話し手が鮮明に思い描いたこと」を表現するものです。そのため、この例文は「あなたは明日サッカーをするだろう」という話し手の見通しを述べていることになります。もちろん聞き手からすると、急に明日の行動を予言されているような感じになります。

疑問文:Will you play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをしますか?)

will を疑問文にしたときも、基本的には話し手の見通しを聞き手に尋ねることになります。しかし、この例文のように、その内容が聞き手に関することだった場合は、話が別です。

当然ですが、明日何をするのかは聞き手が決めることです。そのため、「話し手の見通しを聞き手に尋ねる」形をとっていますが、結局は「聞き手の意志を尋ねている」ことになり、意味としては「あなたは明日サッカーをしますか?」となるわけです。

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ことばの研究室

■ will は未来形ではないの?

今井 学校で will は未来形だと習いましたが、本文では未来形という表現を使っていませんでしたよね。どうしてですか?

遠藤 その理由は will がいつも未来のことを表すわけではないからです。たとえば、次の文で考えてみましょう。

例文:He will be there now.

 この文は現在と未来のどちらのことを述べていると思いますか?

今井 そりゃ now があるので、現在のことですよね。

遠藤 その通りです。さきほどの文は「彼はいまそこにいるだろう」という意味になります。このように will があっても、いつも未来のことを表すわけではありません。あくまでも、will は「きっとそうだろう」という話し手の「思い」を述べているだけなのです。

今井 なるほど、それで未来形という表現を使っていないのですね。

■ be going to に本当に意志は含まれていないの?

今井 be going to は「~するつもり」で予定を表して、will は「~します」で意志を表すという話でしたよね。でも、僕は be going to にも意志が含まれているように感じてしまうのですが、そのあたりはどうなんですか?

遠藤 これは日本語の問題ですね。be going to を「~するつもり」と日本語訳したときに意志が含まれてしまっているのです。be going to にぴったり合う言葉が日本語側にないことが原因です。

今井 be going to を「~する予定です」とするとダメなんですか?

遠藤 それだと be going to のニュアンスに対して、少し確定しすぎている感じになるんですよね。be going to は「~する方向で進めている状態」なので、「~する予定です」という日本語訳だとちょっと言い過ぎかなという感じがします。

今井 なるほど、微妙なところなんですね。でも、やっぱりまだ納得できていないのですが、be going to を使ったときに本当に意志って含まれないのですか?

遠藤 それについては、あくまでも文言上は含まれていないというだけです。次の例文で考えてみましょうか。

例文:I’m going to play soccer tomorrow.

 この例文は「明日サッカーをする方向で進めているところです」ということを表しています。文言上は意志が表面化していませんが、話し手の中に「明日サッカーやろう」という意志がある可能性は否定できませんよね。

今井 あー、そうか。文言上の話なんですね。実際の会話では、意志が読み取れることもあるってわけか。

遠藤 その通りです。その表現に意志が含まれていないからと言って、その人にそうする意志がないわけではないのです。

■ be going to の「それまでの流れを含む」とは?

今井 be going to が「それまでの流れを含む」という説明もありましたが、これもイマイチよくわかりません。特に疑問文のところがわかりにくかったです。

遠藤 たとえば、以下の例文でどこがわかりにくかったか教えてもらえますか?

例文:Are you going to play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをするつもりですか?)

今井 たとえば、このセリフを言っている人は「それまでに相手が明日サッカーをしようと決めたこと」を知った上で質問しているわけですか? というか、それを知っていないと be going to を使った質問ができないんですか?

遠藤 もちろん、そんなこと知らないですよね。知らないから質問しているわけです。

今井 それじゃあ、「それまでの流れを含む」って何なんですか?

遠藤 たとえば、あなたが太郎くんのお母さんだとして、翌日の準備をしている太郎くんがサッカーシューズをカバンに入れているところを見たとしましょう。

 このような状況であれば、「太郎がサッカーシューズをカバンに入れている」という流れを汲んで、be going to の疑問文を使うことができます。

今井 あー、そういう相手の行動などを踏まえた上での質問になるわけですね。

遠藤 その通りですね。

今井 同じような状況で will の疑問文を使うと、どういうニュアンスになりますか?

例文:Will you play soccer tomorrow?(あなたは明日サッカーをしますか?)

遠藤 will の疑問文は「パッと思いついたもの」を相手に投げかける感じなので、太郎くんとしては「お母さんは僕がサッカーシューズをカバンに入れているのを見ていなくて、思いつきで聞いてきたのかな」と感じるかもしれませんね。

今井 なるほど、will だと前後の流れを踏まえずに聞いてきている感じになるんですね。

遠藤 そうですね。あくまで文言上は前後を踏まえていない表現になります。そのため、状況によっては唐突感のある表現のように感じられることもあると思いますね。

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