第7章 形容詞、副詞

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続いて、形容詞と副詞を見ていきましょう。形容詞は日本語と英語で大きな違いはありませんので、ご安心を。副詞は、そもそも日本語でもその正体をつかむのが難しいですよね。英語では、副詞は「動きを加えて一部修正する」というイメージで捉えることがポイントになります。

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形容詞とは

フレーズ:a big dog(大きな犬)

フレーズの big を「形容詞」と呼びます。形容詞は人や物の状態や性質を表します。

英語では人や物を表現するとき、外側の情報から述べていきます。「大きな犬」の場合、枠・輪郭(a)→状態(big)→(dog)という順番になります。

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副詞とは

例文:He runs fast.(彼は速く走ります)

例文における fast を「副詞」と呼びます。副詞は「走る」→「速く走る」のように、動詞 runs に動きを加えて一部修正する(更新する)働きをします。

時・場所を表す副詞(いつ・どこで)

例文:I am busy now.(私はいま忙しいです)

例文における now が副詞です。「私は忙しい」→「いま」のように、描いた状況(I am busy)を時間軸上に移すことで時を表しています。時間軸上に移す=動きを加えている、というわけです。

様態を表す副詞(どのように)

例文:He speaks English well.(彼は英語を上手に話します)

例文における well が副詞です。「英語を話す」→「英語を上手に話す」のように、動詞 speaks に動きを加えて一部修正(更新)しています。

さて、この例文では副詞(well)は動詞(speaks)と離れています。どうすれば、副詞は離れている動詞の意味を修正することができるのでしょうか? 少し考えてみて下さい。

この場合のポイントは「動詞の影響を目的語の後にも残しておくようにする」ことです。

後ろに副詞がなければ、動詞 speaks の働きは目的語 English に影響を及ぼして、おしまいになります。しかし、後ろに副詞がある場合は、目的語の後にも動詞の影響を残しておくようにするのです。そして、その残しておいた動詞の余韻部分に副詞 well の働きを加えることで、動詞の意味を一部修正するわけです。

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代表的な副詞と位置

代表的な副詞と英文における位置を確認しておきましょう。

※「頻度を表す副詞」については第10章で解説します。

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■ 動詞の余韻部分はバッティングにおけるフォロースルー

今井 動詞と副詞が離れている場合の説明がわかったようでわかりません。特に、唐突に出てきた「動詞の余韻部分」がしっくりきていません。もう少し説明してもらえますか?

遠藤 これは「野球のバッティング」をイメージするとわかりやすいと思います。打者はバットを振ってボールに当てた後も、そのままバットを回しますよね。野球用語でフォロースルーと呼びますが、このフォロースルーが動詞の余韻部分に当てはまります。

今井 バットを振ることが動詞ですよね。バットをボールに当てることが、動詞が目的語にかかっているところ。その後のフォロースルーが動詞の余韻部分というわけですか。

遠藤 そうです。動詞は目的語にかかったら、それでおしまいと考えがちですが、実はそうではなくて、フォロースルーがあるということですね。

今井 動詞と副詞が離れている場合は、そのフォロースルーに動きを加えて、バッティング全体の意味を修正するというわけですね。うーん、でも…、フォロースルーのような後付けのところでバッティング全体の意味を変えてしまえるのは、なんとなくズルい気がしますね。

遠藤 私たち日本人からすると「そんなのあり?」って感じですよね(笑) まあ、英語においては、動詞がその行為を受ける目的語をせっかちに要求するので、動詞の後には目的語がきます。そのため、どうしても副詞は目的語の後になってしまうわけです。この順序を守る方が英語では優先されているのですね。

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