第3章 一般動詞と3単現の s

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英語の動詞で、主に動きを表すのが「一般動詞」です。一般動詞は「矢印」のイメージで捉えることがポイントになります。
また、一般動詞では人称・数・在形(3単現)の場合に s をつけて形を変えます。特別な形 es をつけるパターンもまとめていますが、最初はさらっと読み進めていってくださいね。

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一般動詞の働き

例文:I play soccer.(私はサッカーをする)

例文における play が一般動詞です。「私→サッカー」のように一般動詞は動きを表します。

be動詞と一般動詞

よくある間違いとして、be動詞と一般動詞を並べて使ってしまうというものがあります。

英語では「1つの文には1つの動詞」が原則です。am like のように be動詞と一般動詞を並べて使ってはいけません

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3単現の s

be動詞は主語によって使う形を変えていましたよね。一般動詞でも主語によって使う形が変わります。

一般動詞では、3人称単数現在形のときだけ s をつけた形に変えて使います。

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特別な形の3単現(esなど)

多くの一般動詞の3人称単数現在形は -s をつけるだけですが、それ以外に -es をつけるパターンなどもあります。

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ことばの研究室

遠藤 今井くん、ここまでのところで、どう感じましたか?

今井 「あー、英文法がはじまったなぁ…。嫌だなー」というのが、率直な感想ですね。

遠藤 本当にストレートな感想ですね(笑) ただ、確かに覚えることがたくさんあると、うんざりしてしまいますよね。

今井 僕は暗記が得意ではないですし、実感の伴わない話が続くとつまらないので読む気がなくなるんですよね。

遠藤 他の人もそうだと思いますよ。なので、この「ことばの研究室」では、言葉の裏側にある人間らしさのようなものを、なるべくわかりやすく説明できればと思っています。

■ 英語は「真っ白なキャンバスに絵を描く」

遠藤 さっそくですが、これまでに「日本語では主語は省略できるが、英語では主語が必要」という説明を聞いたことはありませんか?

今井 ありますね。「ふーん、そうなんだ…」という感じでしたが、それがどうかしたのですか?

遠藤 実はこれ、日本語と英語で「物の見方」が違っていることに由来しているのです。

今井 物の見方……? うーん、なんですか、それは?

遠藤 まず「日本語では主語は省略できるが、英語では主語が必要」について例文で確認してから、物の見方について説明していきますね。

日本語:あなたにこのマンガを貸してもいいよ。
英語:I can lend you this manga.(私はあなたにこのマンガを貸してもいい)
※ can は「~できる」、lend は「貸す」という意味。「貸すことができる」→「貸してもいい」となる。

 日本語では話し手である「私」を言語化しないのがふつうです。その場にいるのだから、わざわざ言う必要はないという感覚ですね。

今井 あー、確かに。日本語で「私はあなたにこのマンガを貸してもいいよ」と言うと、なんだか「(他の人と違って)私は」みたいに特別なニュアンスが含まれそうですよね。

遠藤 そうです。日本語では「その場にいるもの」については言語化しない方が自然に聞こえるのです。このような日本語の特徴を「場に入り込む」と言います。日本語では、話し手が場に入り込んで、そこから見えるものを表現しているわけです。

今井 なるほど。それで「私は」と言うと、わざわざ言っている感じになるんですね。そうすると、主語が必要な英語では、話し手は場に入り込んでいないってわけですか?

遠藤 その通りです。英語では、話し手は場に入り込んでいません。そのため、描こうとしている状況に I(私)がいるのであれば、必ず言語化しなければいけないのです。主語が必要というよりも、登場人物を表に出さないといけないというわけですね。

今井 少し離れたところから見ているような感じでしょうか?

遠藤 そうですね。英語は「真っ白なキャンバスに絵を描く」ように捉えるとよいですよ。

■ 日本語と英語の語順

今井 日本語と英語で物の見方が違っているのはわかりましたが、語順についてはどう考えればいいですか?

遠藤 語順については、日本語と英語を次の2つのゲームにたとえて説明しますね。

・銃を撃つゲーム:手元にある銃を使って、画面上の敵を倒していくゲーム。
・ふつうのシューティングゲーム:画面上の自機を操って、敵を倒していくゲーム。

今井 両方ともゲームセンターなどに置いてあるようなゲーム機ですね。それで、日本語はどちらのゲームなのですか?

遠藤 日本語における物の見方は「銃を撃つゲーム」の方です。この場合、プレイヤー自身の姿は画面上に現れません。攻撃するときも「敵を・撃つ」という順になります。日本語に置き換えれば、「何を・どうする」という語順になるわけです。

今井 そうすると、英語は「ふつうのシューティングゲーム」の方だと思いますが、これって自分の機体からピコピコと弾を撃って、その弾が敵に当たったら敵を倒せるってゲームのことですよね。

遠藤 そうです。ふつうのシューティングゲームでは、プレイヤーを表す自機が画面上に表示されています。攻撃するときも「自機が・撃つ・敵を」という順になります。英語に置き換えれば、「誰が・どうする・何を(主語・動詞・目的語)」という語順になるわけです。

今井 なるほど。語順もそれぞれの物の見方に沿ったものになっているんですね。

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