やり直し中学英語 #11『There構文』の動画要約

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中学英語 #11 There構文 ~聞き手の注意を向けさせる~

中学英語のおさらい解説動画シリーズ、第11回目は『There構文』です。学校英語の落とし穴と言っても過言ではない There構文ですが、実際のところどういう表現なのかイメージでわかりやすく解説しました。

※こちらの記事は、中学英語のおさらい動画の内容を要約したものです。

動画内容は書籍『中学英語イメージリンク』に準拠しています。動画とあわせてご活用ください。

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導入・目次

テーマは「聞き手の注意を向けさせる」です。
今回は次のようなことを説明していきます。

・There構文の概要
・文頭の there と文末の there
・聞き手から遠くの話題とは
・「~がある」と言えばThere構文?

There構文

There is a big tree in the park.(その公園には大きな木があります)

there is ~を「There構文」と呼び「~がある」という意味になります。There構文のポイントは「聞き手を新しい話題へ導く」です。

There で聞き手に対して「ほらっ」と注意を向けさせて、その内容を is で「あるんだよ」、a big tree で「大きな木が」と表しているわけです。

There are two big trees in the park.

There構文では、主語が be動詞の後に出てきます。この例文で言えば、two big trees が主語です。

このように主語が複数形の場合は、be動詞は are を使います。

She lives there.(彼女はあそこに住んでいます)
There is a big tree in the park.(その公園には大きな木があります)

これまで習ってきた there は文末あたりに置いて、「あそこに」という意味を表していました。

一方で、There構文の there は文頭に置いて、聞き手の注意を新しい話題に向けさせる働きをします。

同じ there ですが、全く異なるように感じますよね。これらの there をイメージで統一的に説明したいと思います。

まず文末の there から。

She lives there.

文末の there は「あそこに」という意味ですが、正確に言えば「描いた状況を遠いところに移す」働きをしています。

「彼女は住んでいる」という状況を、「あそこに」と遠いところに移しているわけです。

次に文頭の there。

There is a big tree in the park.

文頭の there も同じように「遠くへ移す」という動きを含んでいます。この場合「聞き手を遠くの話題へ導く」働きをしているわけです。

最初の there で聞き手に対して「ほらっ」と、聞き手から遠くにある話題へ注意を向けさせて、それからその内容を説明するのです。

いま「聞き手から遠くにある話題」と述べましたが、ちょっとピンとこないですよね。ポイントは「聞き手から遠くにあること」です。

・聞き手にとって新しい話題
・聞き手が知らないこと
・聞き手が忘れていること

そのような物事に対して、聞き手の注意を向けさせたいときに there を使うわけです。

このように「文末の there」も「文頭の there」も「遠くへ移す」というイメージは同じなのです。

私たちは英語で「~がある」と言いたいとき、条件反射的に There is を使ってしまいがちです。

もちろん大丈夫なときもありますが、違和感のある表現になってしまうときもあります。

どういうときにダメなのかストーリーを設定して見ておきましょう。

太郎と友だちの信一の会話です。

太郎:Where is my pencil?(僕の鉛筆はどこ?)
信一:(×)There is your pencil on the desk.
   (○)Your pencil is on the desk.

このとき There is の文の方は違和感があるわけですが、どうしてダメなのかを説明していきたいと思います。

There is your pencil on the desk.

このセリフは、太郎の「僕の鉛筆はどこ?」に対する返答として使われていますが、その場合、信一は新しい話題として「太郎の鉛筆」を持ち出している感じになります。

要するに、太郎の話を聞いていなかったような感じで「君の鉛筆が机の上にあるよ」と言っていることになるわけです。

もちろん、このような状況であれば文脈から話を聞いた上で、鉛筆の場所を教えてくれていることはわかりますが、なんとなく違和感があるなぁ…となってしまうのは避けられないですね。

Your pencil is on the desk.

このセリフであれば、太郎の話を汲み取ったうえで「君の鉛筆は机の上にあるよ」と言っていることになります。

つまり、既に話題にしているものに対しては、There構文を使わない、ということがポイントになるわけです。

既に話題にしている場合、質問の Where is my pencil? の my pencil を主語にもってきて Your pencil is とシンプルに文を作るようにするとよいでしょう。

本日のまとめです。

There構文には大きく2つの働きがあります。
・聞き手の注意を引く
・聞き手から遠くの話題へ導く

聞き手から遠くの話題とは
・聞き手にとって新しい話題
・聞き手が知らないこと
・聞き手が忘れていること

注意点として、There構文は既に話題にしているものには使わないようにしましょう。

▼今井くんとの対談

・there は日本語に訳せない

中学英語イメージリンク

Hi there. の there について

実は there は、ネイティブとの会話でけっこう出てきます。しかし、学校英語ではあまり取り扱われないので出てくるたびに「この there は何者なんだ?」となりがちです。

ここでは挨拶としてよく使われる Hi there. について紹介しておきましょう。

Hi there. を訳すとすると「やあ」となり、Hi だけの場合と意味としては同じになります。しかし、there を加えることで、よりフレンドリーな感じの表現にすることができます。この there は聞き手の注意を引く働きをしています。

Hi だけでも挨拶したことになるわけですが、there を加えることで、聞き手の注意を引いているわけです。

編集後記

今回はハイライトと本編の間の画面切り替えを、編集部オリジナルのものにしてみました!手作りなので、ちょっとおかしいかもしれませんが、ご愛嬌ということでお願いします^^

チャンネル登録者も増えてきて、元ネタにしている書籍「中学英語イメージリンク」の販売も少しずつ伸びてきており、著者として嬉しい限りです。

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