第12章 疑問詞 what の疑問文

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疑問文には大きく分けて2種類あります。「Yes か No かを知りたい」ときに使う疑問文と、「何なのかわからないものを知りたい」ときに使う疑問文です。今回は、何なのかわからないものを知りたいときに使う「疑問詞の疑問文」を確認していきましょう。

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What is/are ~?(何?)

ふつうの疑問文:Is that a hotel?(あれはホテルですか?)
What の疑問文:What is that?(あれは何ですか?)


例文に出てくる what を「疑問詞」と呼びます。what は「」という意味で、イラストでは「はてなボックス」で表しています。(はてなボックスの下の手については後で説明します)

what を用いた疑問文のつくり方は2ステップになります。まず、わからないもの(a hotel)を what にして文頭にもってきます。次に、what の後を be動詞の疑問文の語順で続けます。これでできあがりです。

さて、what の疑問文をつくる際に、わからないもの(a hotel)を what にして文頭にもってきました。そのため、what の疑問文ではわからないもの(a hotel)が元々あったところが空いてしまっていることになります。

what の疑問文を使うときには、その空いたところをちゃんと埋めるようにすることが大事です。どのように埋めるのか、その流れを3つのステップに分けて説明していきます。

① 最初の What は「何なのかわからないもの(?)があります!」という宣言。宣言と同時に、はてなボックスを下から叩いて?を出すようにイメージする。

② 出てきた?をつかむ。つかんだまま、疑問文 is that を続ける。

③ つかんでいた?を元々あったところ(that の後)に落とす

わからないもの(?)をつかんで、落とす」ことで、空いてしまったところがちゃんと埋まり、文の完成となります。


■ What is/are ~? への答え方

例文:What is that?(あれは何ですか?)
答え:It is a hotel.(あれはホテルです)

what の疑問文には、Yes や No で答えることはできません。It is ~. などの形で答えます。このとき it が使われる理由は、it は前述の物そのものを引き継ぐことができるからです。

日本語では相手と同じ言葉(ここでは「あれ」)を使うことで、同じ対象物について答えていることを明示しますが、英語では前述の人や物を引き継ぐ代名詞(ここでは「it」)を使うことで、同じ対象物であることを明示するわけです。

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What time is it?(何時?)

例文:What time is it?(いま何時ですか?)

what time は「何時」という意味です。「what+名詞」で「何の~」という意味になります。

例文では主語に it が用いられていますが、この it は「時を表す it」と呼ばれるもので、日本語には訳しません。it は他にも天候や状況のような背景的な要素を表すことができます。


■ What time is it? への答え方

例文:What time is it?(いま何時ですか?)
答え:It is seven o’clock.(7時です)

時間の表し方について代表的な表現を挙げておきます。

・ten(10時)
・ten o’clock(10時ちょうど)
・ten fifteen(10時15分)
・ten thirty(10時30分)

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What do you ~?(何を?)

ふつうの疑問文:Do you have a pen?(あなたはペンをもっていますか?)
What の疑問文:What do you have?(あなたは何をもっていますか?)


一般動詞の場合も、わからないもの(a pen)を what にして文頭にもってきます。その後は一般動詞の疑問文の語順のまま続けます。

what の後の語順は be動詞でも一般動詞でも同じというわけです。


■ What do you ~? への答え方

例文:What do you have?(あなたは何をもっていますか?)
答え:I have a pen.(私はペンをもっています)

What do you ~? に対しては、一般動詞を用いて具体的な内容を答えます。

“What is this?” “It’s a drone with a camera.”(「これは何ですか?」「これはカメラ付きのドローンです」)
“What color do you like?” “I like blue and green.”(「あなたは何色が好きですか?」「私は青と緑が好きです」)

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ことばの研究室

■ どうして what を文頭にもってくるのか

遠藤 今回は「どうして what を文頭にもってくるのか」について説明しますね。次の例文で考えていきましょう。

例文:What did you eat yesterday?(昨日、何を食べましたか?)
※ did は do の過去形

今井 そういえば、日本語の場合はわかりやすいですよね。たとえば「昨日、魚を食べましたか?」の「魚」を「何」に変えたらいいだけですもんね。

遠藤 その通りです。日本語だと「何」の疑問文をつくるときに、言葉の位置を変えなくてよいので簡単なのです。

今井 それで、英語の場合はどうして what を文頭にもってくるんですか?

遠藤 さきほどの例文をイラストにしてみましょう。What が「聞き手とのやりとり」に含まれていることがわかるかと思います。

 これは、「何?」が聞きたいことなんだと「聞き手とのやりとり」のところで先に提示しているわけです。そして、その後の状況描写で「何」のところを穴埋めするのです。

今井 なるほど。「聞き手とのやりとり」のところに What をもってきているのか。……でも、後で穴埋めをしないといけないのは厄介ですよね。僕は What を使うときに穴埋めなんて意識していないんですが、やっぱり意識しておいたほうがいいんでしょうか?

遠藤 悩ましいところですね。現実的には、一度仕組みがわかったのであれば、それ以降は意識しなくてもよいですよ。よくわからない疑問詞の疑問文に出会ったときに、また意識するというので問題ありません。

今井 それでいいんですね。

遠藤 文法も英語を理解するための道具ですからね。必要に応じて使えばよいのです。

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